乱視とコンタクト
乱視とは、目の屈折面が球面をなしていない為に、外からの入ってくる平行光線が一点に結像しない目の屈折状態の事を言いい、不正乱視と正乱視に大別されます。
1)「正乱視と不正乱視」
目の表面のカーブが、一つの方向で最も強く、これと90°の方向がもっとも弱く、その間がなだらかに変化している状態を「正乱視」と言います。
正乱視の矯正方法は、眼鏡だけではなく、ハードコンタクトレンズや乱視用のソフトコンタクトレンズでも矯正が可能です。また、角膜の表面が凹凸な状態を「不正乱視」と言います。
不正乱視は、円錐角膜が代表的な疾患なのですが、角膜移植や外傷の後になる事があります。不正乱視の矯正方法としては、ハードコンタクトで矯正する事は出来ますが、メガネや乱視用のソフトコンタクトでは矯正出来ません。
2)「乱視に対するコンタクトによる矯正」
~軽度の乱視のコンタクトレンズの選択~
軽度乱視に対する第一の選択はガス透過性のハードコンタクトあるいは球面タイプの一日使い捨てのソフトコンタクトです。
実際には、どちらが良いかを一律に述べることは出来ませが、乱視用ソフトコンタクトが必要となる事は、ほとんどないと思われます。
ハードコンタクトとソフトコンタクトレンズでは、酸素の供給メカニズムが異なります。
ハードコンタクトの着用下での酸素供給方法は、主にまばたきをすることによって、レンズの動きにともなう涙液交換により行われます。
ソフトコンタクトの着用下での酸素の供給方法は、主に素材を通過する酸素にもよります。
レンズのフィッティングが良ければ、目への酸素の供給はソフトコンタクトよりもガス透過性であるハードコンタクトの方が勝っていることになります。
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